日本の春は、就職や、進学、転勤の季節ですね。
環境の変化で不安や戸惑いもいっぱいですが、
新しいことを始めるにもぴったりの時期です。
例えば、クレジットカードを作る。
出張や、帰省が、遠距離の土地への単身赴任など、これから飛行機を乗る機会が増える人には、
航空会社のクレジットカードがおススメです!
例えば、ANAカードです。
ANAマイルを効率的に貯めることができます。
ANAカードを持つだけで、ANA便に搭乗するたびにボーナスマイルが加算されます。
日常の買い物の支払いで貯めたりすることが可能です。
今回は、ANAカードのたくさんの種類から、
あなたにぴったりの、1枚のANAカードの選び方を紹介します。
Contents
【1】 ANAマイルを貯めると、無料航空券だけでない、マイルのお得な使い方!
ANAマイルとは、ANAが運営するマイレージサービス「ANAマイレージクラブ」の通称です。
ANAマイレージクラブの会員になると、搭乗距離に応じてマイルが貯まり、
貯めたマイルは特典航空券への交換や国際線の座席のアップグレードなどに利用可能です。
まずに、ANAマイルを貯めると、どんないいことがあるのか?
その使い道について説明します。なお、ANAマイルの有効期限は搭乗日の36か月後の月末までとなります。
最もメリットが大きいのは、無料航空券への交換
最もマイルの価値が高くなる交換先は、国際線の特典航空券への交換です。
その次が、国内線の特典航空券です。国内線は最低片道5,000マイルから、
国際線は最低往復12,000マイルから交換できます。
「今週のトクたびマイル」とは、期間・路線限定で通常より少ないマイル数で予約できるサービス(Webサイトからの予約限定)。
ANA特典航空券は空港によって使えない時期がります。
2020年は5/2~3、8/8~10、12/29~30。
また使える時期であっても、夏休みなど予約が取りにくい期間があります。
そんなときは、航空券・ツアー購入に使えるANAスカイコインに交換するのがおススメです。
最も得なのは特典航空券への交換ですが、予約が取れないことには仕方ありません。
学校が休みの夏休み・冬休み・春休みなどの人気路線は、
「予約開始日の予約開始時間にトライしても取れなかった」ということも珍しくありません。
希望の日時に予約が取れないときに、次善の策としておすすめなのがANAの航空券・ツアー購入に使えるANAスカイコインに交換する方法。
以下の2種類があります。
ANAスカイコイン
ANAホームページでの航空券購入や、ANAグループ会社のパック旅行商品の支払いに利用できるポイント。
交換レートは「5,000マイル→5,000ポイント(5000円相当)」、「1万マイル→1万5,000ポイント(1万5,000円相当)」なので、
一度に多くのマイルを交換したほうがお得です。
ANAスカイコインの有効期限は、特典交換を行った日の1年後の同月末。
航空券やツアーをキャンセルした場合はANAスカイコインが払い戻されるので、安心して使うことができます。
ANAご利用券
ANAグループの航空券・ツアー代金の支払いに加え、
機内販売、ANA系列のホテルでの支払いにも使えます。
交換レートは「1万マイル→1万円」とANAスカイコインに比べると、かなり低めに設定されています。
こちらはWebサイトではなく、電話やANAプラザ店頭で航空券・ツアーを購入したい人や、
機内販売やホテルでの支払いに使いたい人に、おすすめの特典です。
ANA関連では使い道がない!そんな時は、提携ポイントへの交換
旅行に行く予定がないときや期限切れ間近のマイルがある場合は、
提携ポイントへの交換へ交換することもできます。
ただし、10,000マイルからの交換なので、少しハードルが高くなってます。
■スターバックス カード
■地域経済応援ポイント(留保ポイント)
■電子マネー「楽天Edy」
■iDバリュー(ANA VISA/マスターカード会員限定)
■TOKYU POINT(ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード会員限定)
■[東京メトロ]Tokyo Metro To Me CARDメトロポイント
■[JR東日本]Suica(ANA VISA Suicaカード会員限定)
■nimocaポイント(ANA VISA nimocaカード会員限定)
■楽天スーパーポイント
■Tポイント
■nanacoポイント
■JRタワースクエアポイント
■[JR九州]JRキューポ(JQ SUGOCA ANAカード会員限定)
■ヤマダポイント(ヤマダ電機)
■セブンカード
■タカシマヤカード<<ゴールド>>
■マツモトキヨシ現金ポイント
■カエトクマネー
■PiTaPaカード ショップdeポイント
■μstar(ミュースター)ポイント
■[福岡市地下鉄]はやかけんポイント
■[伊予鉄道]ICい~カード電子マネー
■[京成電鉄]京成カード(京成グループポイント)
■エムアイポイント(三越伊勢丹)
■京急プレミアポイント
■Sポイント
【2】すべてのANAカードに共通する9つのメリット
ANAマイルを貯めやすくなるANAカード。
グレードに応じて「一般カード」、「ワイドカード」、「ANAゴールドカード」、「ANAカードプレミアム」の4種類に大別されます。
グレードが高くなるほど特典内容は充実していきますが、ベースとなる内容は共通しています。
まずは、すべてのANAカードに共通するメリットを紹介します。
(1)カード作成後、1,000~10,000の入会ボーナスマイル付与
ANAカード入会後に付与されるボーナスマイルです。グレードごとに以下のとおりです。
一般カード:1,000マイル
ワイドカード:2,000マイル
ANAゴールドカード:2,000マイル
ANAカードプレミアム:10,000マイル
(2)毎年、カード契約を継続時に1,000~10,000のボーナスマイル付与
毎年、カード契約を継続すると継続ボーナスマイルが貰える。入会時と同じマイル数です。
(3)搭乗するたびに、通常のマイルに10~50%が加算
ANAグループ便の搭乗ごとに、通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルが加算されます。
たとえば、「一般カード」会員が羽田-那覇で利用した場合、フライトマイル738マイル(スーパーバリュー21)に加え、
10%分相当の73マイルが加算され、片道計811マイルが貯まります。
付与率は、グレードごとに以下のとおりです。
一般カード:搭乗ボーナスマイル10%
ワイドカード:搭乗ボーナスマイル25%
ANAゴールドカード:搭乗ボーナスマイル25%
ANAカードプレミアム:搭乗ボーナスマイル50%
(4)日常の買い物で使うと、最低100円ごとに0.5マイル獲得
日常の買い物や公共料金の支払いの際、ANAカードを使えば約100円ごとに0.5マイルが貯まります。
さらに、ANAカードマイルプラス加盟店で使えば、
付与率は2倍に。ANAカードマイルプラス加盟店にはセブンイレブン、マツモトキヨシ、スターバックスなど、
さまざまなジャンルのお店が登録されています。
普段の買い物や食事、スマホ代や光熱費など、あらゆる決済を1枚のANAカードに集約させることが、
マイルを貯める大事なコツになります。
(5)家族間でマイルを合算して利用可能に
家族それぞれが貯めたマイルを合算して使える「ANAカードファミリーマイル」も便利です。
登録できるのは、18歳以上のANAカード本会員と家族会員。
18際未満および18歳の高校生はANAマイレージクラブ会員であることが条件です。
ひとりでは、無料特典航空券と交換できるだけのマイルを貯めるのは簡単ではありませんが、
家族分のマイルも合算できることで達成しやすくなります。
(6)「ANA FESTA」など、国内空港の指定店舗で5~10%オフ
空港にある指定の店舗でANAカードを提示すると、割引が受けられます。
たとえば、ANAグループが運営する国内空港の「ANA FESTA(一部は除く)」では、
1店舗1会計あたり1,000円以上の利用で5%オフ、となります。
(7)空港内の免税店で5~10%オフ
羽田空港国際線ターミナルや成田国際空港、那覇空港、関西空港にある空港内免税店でANAカードを提示すると、
免税品が割引になります。割引率は以下のとおりです。
一般カード:5%引き
ワイドカード:10%引き
ANAゴールドカード:10%引き
ANAダイナースカード・ANAカードプレミアム:10%引き
(8)機内販売も10%引き
ANAおよびエアージャパン便の機内販売商品をANAカードで購入すると、10%引きとなります。
【3】「ANAカード」おすすめ2020年、使い方によって4つのグレード
「ANAカード」おすすめ2020年、全てのカードを、4つのグレードに応じてサービス内容を詳しく紹介します。
(1)一般カード:手ごろな年会費。ANA便の利用が年に1、2回の方に向いた1枚
最も一般的な「一般カード」の年会費は2,200円、
入会後1年間は無料と手ごろな価格になっています(「ANAアメリカン・エキスプレス®・カード」のみ年会費7,700円)。
「入会・初回搭乗ボーナス」は1,000マイル、搭乗ボーナスマイルは10%となります。ランクをひとつ上のカードにすると、
これらのボーナスマイルが倍以上付与されますが、年会費も1万円を超えます。
ANA国内線の利用が年に1、2回にとどまる方なら、年会費の差額分のマイルを獲得するのは難しく、
こちらの「一般カード」で十分でしょう。
ANAカード
ANAカード 一般カード
マイル還元率:0.5%
(2)ワイドカード:ボーナスマイルが豊富。ANAの利用回数が多い方向け
出張や旅行などでANAのフライトを利用する機会が多い人には、こちらがおすすめ。
年会費は本会員7,975円と高くなりますが、入会ボーナスが2000マイル、毎年継続ボーナスが2000マイル、
搭乗ごとのボーナスがフライトマイルの25%プラスと、「一般カード」に比べてマイルが多く付与されます。
ANAカード
ANAカード ワイドカード
マイル還元率:0.5%
(3)ANAゴールドカード:ショッピング時のマイル付与率が2倍に
「ワイドカード」をさらにバージョンアップしたのが「ANAゴールドカード」。年会費は本会員15,400円
「ANAダイナースカード」本会員29,700円
、「ANA アメリカン・エキスプレス・カード」は本会員34,100円
「ワイドカード」との違いは、カード券面が青からゴールドに変わる点と、
マイル移行手数料(税別)年間6,000円が無料となります。
ANAカード
ANAカード ANAゴールドカード
マイル還元率:1%
(4)ANAカードプレミアム:コンシェルジュなど、カードブランドごとの独自サービスが充実
ANAカードの中で最上位に位置するのが「ANAカードプレミアム」です。
「ANA JCBカード プレミアム」77,000円、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」88,000円、
「ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」165,000円、「ANAダイナース プレミアムカード」170,500円、
の4種類から選べます。
カードブランド毎に、価格に違いがあるように、提供するサービスも各々異なります。
世界各地の1,400以上の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」を無料で利用できるものもあれば、
レストラン予約やチケット手配・急病やケガなどの緊急時にサポートしてくれるコンシェルジュサービスも、あります。
ANAカード ANAカードプレミアム
マイル還元率:1%から2.5%
世界各地の空港ラウンジやコンシェルジュサービスも付帯した1枚
【4】おすすめの鉄道系の提携カード2枚
ANAカードには、首都圏の鉄道会社と提携したカードもあります。
これらのカードにはPASMOが搭載されていたり、電子マネーとの相性が抜群。対象店舗で利用すると、
通常のANAカードにプラスした特典が受けられます。
人によっては、これら鉄道会社と提携したANAカードを選んだほうがメリットが大きい場合があるので、
以下でチェックしておきましょう。
(1)ANA To Me CARD PASMO JCB:PASMOをよく使う人におすすめの1枚
「ANA To Me CARD」は、東京メトロが発行している、愛称は「ソラチカカード」です。
PASMOとひも付けができるカードです。
PASMOへのオートチャージでも通常のカード利用と同率のマイルが貯まるので(0.5%)、
PASMO利用が多い人におすすめです。
東京メトロの券売機で切符購入や定期券購入の支払いに使うと、マイルと同時にメトロポイントも貯まり、
このメトロポイントもマイルに交換できます(0.5%)。
ANAカード
ANA To Me CARD
マイル還元率:0.5%
(2)ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード:東急沿線の人におすすめの1枚
「ANAカード TOKYU POINT ClubQ」は東急グループと提携し、PASMOとひもづけができるカードです。
東急百貨店や東急ストアなどの東急グループの店舗で利用すると、ANAマイルと同時にTOKYU POINTが貯まり、
このTOKYU POINTもマイルに交換できます(1000ポイント→750マイル)。
さらに、「他社ポイントからTOKYU POINTに交換して貯める」機能を使うことで、
ポイントサイトなどで貯めたポイントを、ANAマイルへ交換することができるのです。
この交換レートが75%というのが陸マイラーにとっては魅力的なカードになっています。
ANAカード
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
マイル還元率:0.5%
【5】ANAカードではないけれど、ANAマイルが貯めやすいカードとは?
ANAのフライトをよく利用するならANAカードは必須。しかし、陸(おか)での利用を中心に貯めていく場合、
ほかのカードで貯めたポイントをマイルに交換する、という選択肢もあります。
とくにおすすめしたいカードを紹介しましょう
(1)スターウッド プリファード ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カード:マイル還元率が1・25%
通称、「SPGカード」・「SPGアメックス」と呼ばれています。
SPGアメックスはクレジットカードの利用で『100円=3ポイント』貯まります。
このポイント通常『3ポイント→1マイル』と交換なので、「100円=1マイル」マイル還元率は1%です。
しかし、
マイルに交換するときに、まとめて60,000ポイントごとに交換すれば、5,000マイルのボーナスマイル加算がります。
その結果マイル還元率が1・25%と通常のANAカードよりもマイル還元率が高レートになるのです。
ほかにも、
このカードを持つだけで、世界127ヶ国6,500軒のホテルグループ共通の上級会員資格
「マリオットBONVOY ゴールドエリート」の資格が付与されます。
そのうえ、2年銘以降、毎年無料宿泊権利が貰えます。
年会費は34,100円とかなり高額ですが、年に一回高級ホテルでの無料宿泊を利用すればカード会費分は十分元が取れます。
アメックス
スターウッド プリファード ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カード
マイル還元率:1.25%
【7】まとめ
以上、主要なANAカードやその選び方について紹介してきました。
まずは、ANAの利用頻度や求める旅行保険などの特典内容から、「一般カード」から「ANAカードプレミアム」まで、
どのグレードのカードを選ぶかを決める必要があります。
さらに、よく使う電子マネーや店舗によっては、鉄道会社との提携カードも候補になってくるでしょう。