2018年10月28日搭乗分から、ANA国内線特典航空券ルール変更があり、
国内出張への使い勝手が大幅に上がりました。
大きなポイントは3点
1、特典航空券の予約変更が搭乗日の前日までできるようになった。
2、搭乗日の2日前に、その便い空席があれば、特典航空券向けの座席が開放されるシステムに代わり、特典航空券が取りやすくなった。
3、特典航空券を使わなくなった場合、変更が最大1年後まで可能となった。
これによって、中小企業の社長にとっては、もはや、出張にanaの特典航空券を使わないのは、損していると言い切れるくらいに、
使い勝手が向上しました!
有名な経営者の稲森氏は、会社の利益を増やす秘訣を、こう表現しました。
「売上は最大に。経費は最小に。」
中小企業の経営者にとって、いつも頭の中の9割を占めているのは、売上のことだと思います。
売上を増やしたいとは常日頃考えていますが、なかなか即効性のある手はないのが実際のところです。
ところが、経費を使うのは一瞬です。ワンクリックで、ネットで100万円のものだって購入できてしまいます。
そんな使うばかっかりの、経費なかでも、高額な出張経費が簡単に削減できる方法があるのです。
この記事の対象、中小企業の社長やフリーランスの方などで、出張が多いので、出張経費を削減・節約したいと思っている方。
この記事を読むと、Ana 特典航空券を出張に賢く使い、出張費を大幅に削減することができます。
私のバックグラウンド、anaのマイラー歴が5年ほど、ここ数年は、anaの最上級ステータスのダイヤモンド会員です。
ana法人カードで年間数千万円決済することだけで、年間30万マイルをコンスタントに稼いでいます。
早速、結論からいうと、まずは、最低でもanaのマイルは、10万マイル近い残高が必要です。
その上で、徹底的に、無料特典航空券をフル活せ用します。
10万マイル残高がないという方は、まずはこちらの記事からお読みください。
目次
- 社長がana特典航空券使い出張費を節約する基本編
- 社長がana特典航空券使い出張費を節約する裏技編
- 社長がana特典航空券使い出張費を節約する具体的な手順・注意事項
-
Contents
社長がana特典航空券使い出張費を節約する基本編
anaの特典航空券ルールが改変になり、出張にとても使いやすくなっています。
とはいえ、サラリーマンの人には、出張に、自分のマイルを使って、無償特典航空券を利用しても何のメリットもありませんので、
この対象は、フリーランスの方、中小企業の社長限定となります。
そもそも、ana国内線特典航空券とは、貯めたANAマイルを使って、無料でanaの飛行機にある往復区間、片道区間に乗れるチケットのことです。
ana国内線特典航空券が対象となる便・区間
対象便となる便は、ANA便名の日本国内線全路線です。ANA以外の他社が運航する日本国内線コードシェア便も対象となりますが、
ANA便名でのご予約のみ対象となります。エアドゥや、スカイマークですね。
区間は、ANA便名の日本国内線全路線の任意の片道(1区間)または2区間です。沖縄の離島が含まれる場合は例外的に4区間利用できます。
例1: 往復
東京-大阪-東京
例2: 連続する2区間
札幌-東京-鹿児島
例3: 連続しない2区間
東京-大阪、名古屋-鹿児島
例4: 連続しない2区間
東京-大阪、東京-大阪
例外: 沖縄離島路線
沖縄(那覇)での乗り継ぎにて離島路線(那覇-宮古・石垣)ご利用の旅程のみ、離島路線の往復便を含めた4区間がご利用できます。
※1区間=直行便
※3区間でのご利用はできません。」
ana国内線特典航空券の必要マイル数(シーズン別
1区間(片道)5,000マイルからご利用になれます。
特典交換必要マイル数は、ご利用のシーズンおよび区間によって異なります。
念のため、東京の羽田を起点として、よくある出張先のマイルをあげてみました。
東京ー千歳 L 6,000 R 7,500 H 9,000
東京ー福岡 L 6,000 R 7,500 H 9,000
東京ー大阪 L 5,000 R 6,000 H 7,500
東京ー那覇 L 7,000 R 9,000 H 10,500
東京ー広島 L 6,000 R 7,500 H 9,000
シーズンチャート
ご利用になれる期間には、各シーズンが設定されています。L(ローシーズン)
2019年 1/6~2/28、4/1~4/25、12/1~12/20
2020年 1/6~2/29、4/1~4/23、12/1~12/24R(レギュラーシーズン)
2019年 3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30
2020年 3/1~3/12、5/11~8/6、8/24~11/30H(ハイシーズン)
2019年 1/1~1/5、3/15~3/31、4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31
2020年 1/1~1/5、3/13~3/31、4/24~5/10、8/7~8/23、12/25~12/31
ana国内線特典航空券の有効期限
冒頭でも述べましたが、
今回変更があり、国内線特典航空券の有効期限が発行日から1年間となりました。
つまり、ちょっと確定しない出張があり、仮で飛行機を、特典航空券で抑えたところ、アポイントがキャンセルとなってしまった。
そんな時に、ペナルティを払い、キャンセルしても良いのですが、
1年以内に行くことが見込める場所であれば、仮の先日付で予定変更をかけておき、本決まりしたら再度予定変更するというのが無料で、
できるのです。
<2018年6月30日発券分まで>
発行日の翌日から90日間有効です。
<2018年7月1日発券分以降>
発行日および発行日の翌日から起算して1年間有効です。
※航空券の発行日は、ご予約お申し込み日となりますのでご注意ください。
※キャンペーンご利用の場合、有効期限の日付は異なることがあります。」
ana国内線特典航空券の利用できない期間
anaに限らず、JALでも同じだと思いますが、国内線特典航空券の利用できない期間、トップシーズンに該当する期間があります。
まあ、そうした季節、日程で出張することは少ないと思いますので、影響ないと思います。
参考までに一例をあげると、こんな感じです。
対象路線(発) 東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸)
2020年 5/2~3、8/8~10、12/29~30
むしろ、「じゃらん」などネットパック旅行の場合の、航空券や宿泊と航空券のパック旅行は、3連休などで細かく価格設定があるので、
宿が別に取れるならば、特典航空券を利用した方が、トータルコストは安いはずです。
2018年10月28日ご搭乗分より、ANA国内線特典航空券のご予約便の変更ルールについて
これが、今回の記事のポイントです。
従来、出発日の4日前までの、予約受付だったのが、1日前までに変更となりました。
逆に、改悪ポイント(?)は、搭乗予約便の前の便に、空席がある場合、当日変更可能だったので、不可となりました。
主な変更点
- 全旅程が2018年10月27日以前ご搭乗の旅程
ご予約便の変更は、変更希望便出発日の4日前(搭乗日を含まず)まで、かつ元々のご予約便の出発前まで受け付けいたします。 ご予約便のご搭乗当日、空港にてご予約便より早い時間に出発する、同一区間の便に空席がある場合は、変更できます。
- 2018年10月28日以降のご搭乗が含まれる旅程
※ご予約便の変更は、変更希望便出発日の前日まで受け付けいたします。
※ご予約便のご搭乗当日、空港にてご予約便より早い時間に出発する、同一区間の便に空席がある場合でも変更はできません。
「国内線特典航空券の払い戻し」と「払戻手数料マイル」
この払戻手数料マイルが、3,000マイルというところが、お得なポイントです。
通常、安い早割のようなチケットを購入した場合の、キャンセル料は非常に高くなっています。しかも、直前が一番高く、搭乗日までの残り日数によって、キャンセル料が変化します。
また、パック旅行のチケットは、変更・払い戻しが効かないケースもあり、仮にキャンセルできたとしても、そのキャンセル代は高額になってしまうケースが多くあります。
それに対して、この特典航空券のキャンセル代は、一律3,000マイルです。往復の2区間であっても、片道であっても、その距離によらず、同一です。
実際に、かなりお得だと思います。
さらに、繰り返しになりますが、
払い戻し、つまりキャンセルできるタイミングが、「第一旅程のご予約便ご出発前までに」となっています。
常識的に考えると、保安検査場の締め切りとすれば、羽田空港の場合で、出発の20分前です。
まあ、どんなギリギリのスケジュールでも、1時間前には決まっていることでしょう。
お客様のご都合による払い戻しは、全区間の国内線特典航空券が未使用の場合に限り、払戻手数料マイルにて特典引き換えに使用したマイルを口座にお戻しいたします。
第一旅程のご予約便ご出発前までにANAマイレージクラブ・サービスセンターまたは、各会員専用デスク(営業時間内)にご連絡願います。
払戻手数料マイル
1名様につき3,000マイル
※1区間ずつ予約・発券された場合には、1名様1区間につき3,000マイルの払戻手数料が必要です。
※キャンペーンなどをご利用の場合、払戻手数料マイル数が異なることがあります。
口座に戻るマイルの有効期限
特典に交換された際に使用されたマイルの積算月に準じます。
社長がana特典航空券使い出張費を節約する裏技編
ana特典航空券使い出張費を節約するには、裏技があります。
あくまでも、現時点では有効という策です。だいたい、anaのルール上は、想定外の利用法なので、悪用厳禁です。
■希望日にana特典航空券が取れない場合、株主優待価格のチケットを仮押さえに使う
搭乗便の2日前に、その便で空席がある場合は、特典航空券の席が追加開放される。
これもここ半年ほどのシステム変更です。
とくに、東京ー札幌や、東京ー福岡など、国内の基幹路線では、そもそも便数が多いですから、ピークの時間帯をちょっと外せば取れる可能性は高いと思います。
それでも、取れない場合は、株主優待価格のチケットを仮押さえに使うという手があります。
(予約だけならば、キャンセルしても無料ですし、チケット購入後のキャンセルでも、キャンセル料は無料で、払い戻し手数要が430円です。)
そして、搭乗便の2日前に、無事、ana特典航空券を取得できたら、株主優待席はキャンセルするという段取りです。
■当日の出張スケジュールがタイトなとき、確実に乗れる便の前で、もう一便、特典航空券で確保する
当日の出張スケジュールがタイトなので、打ち合わせが早く終われば、便を前倒ししたい。
本当は、こういった時にこそ、株主優待券で購入すべきです。
ただ、よく使う出張区間で、どうしても安くあげたいとなると、確実に乗れる便の前で、もう一便、特典航空券で確保することができます。
時期によっては、anaの予約システムが、同一区間の同一日に予約を入れることを制限している場合があります。
そうでなければ、理屈上は、取ることができます。
そして、使わなくなったことが確定した段階で、航空券を、先日付に変更するというやり方です。
社長がana特典航空券使い出張費を節約する具体的な手順・注意事項
使い方は、とても簡単です。
1、anaのアプリから、トップ画面の左上三本線のメニューをクリック「国内線 特典航空券予約」を選択
2、片道か、往復を選択の上、出発地と到着地、搭乗日を入力。
3、指定した搭乗日を含めた7日間の空き予定が表示されるので、搭乗日希望日に空席があれば選択する
4、空席がある中から、希望の便を選択する
5、必要マイルと自分の残高が足りていれば、「次」へで最終確認。
6、これで最終確定となります。この後、通常と同じように、座席指定もできます。
■注意、以前できた、当日予定の飛行機よりも前倒しで乗るは、できなくなった。
ana特典航空券のルール変更前はできた、搭乗日の空港で空席がある場合、前倒しの便に変更することはできなくなりました。
■社員規則に「出張時におけるマイルの扱いについて」などの規約は、ほとんどの会社でない
フリーランスや、社長を前提として、記事を書いてきましたが、
サラリーマン、公務員、組織に属する立場の方が、出張にあたりマイルを貯める・利用する場合は注意が必要です。
社員規則などで、マイルの扱いに関する、項目があるかを、予め確認することをおすすめします。
仮に、特典航空券を使い無料で飛行機に乗るのだから、問題ないだろうと、往路だけ特典航空券、復路は有償チケットとした場合に、
経費精算上問題になるかもしれません。
まとめ
ANA国内線特典航空券ルール変更があり、国内出張への使い勝手が大幅に上がったために、
フリーランス・社長がana特典航空券使い出張費を節約することができるようになった。
対象便となる便は、ANA便名の日本国内線全路線です。国内線特典航空券の有効期限が発行日から1年間となりました。
1区間(片道)5,000マイルから使える、往復の方がお得。
従来、出発日の4日前までの、予約受付だったのが、1日前までに変更となりました。
この払戻手数料マイルが、3,000マイルというところが、お得なポイントです。
社長がana特典航空券使い出張費を節約する裏技は2つ
1、希望日にana特典航空券が取れない場合、株主優待価格のチケットを仮押さえに使う
2、当日の出張スケジュールがタイトなとき、確実に乗れる便の前で、もう一便、特典航空券で確保する
以上、フリーランス・社長がana特典航空券使い出張費を賢く節約するノウハウを説明しました。